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05号 >
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http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/77
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タイトル: | 看護におけるinvolvement尺度原案作成に関する研究 (研究ノート) |
その他のタイトル: | Development of the Original Version of the Involvement in Nursing Scale (Notes) |
著者: | 牧野, 耕次 比嘉, 勇人 甘佐, 京子 松本, 行弘 |
キーワード: | 巻き込まれ 患者-看護師関係 概念 尺度 involvement nurse-patient relationship concept scale |
発行日: | 2007/03/31 |
出版者: | 滋賀県立大学人間看護学部 |
抄録: | 背景 看護におけるinvolvementは、患者と切り離されすぎた場合や過剰で巻き込まれすぎた場合、患者-看護師関係上、様々な問題が起こると言われる一方で、患者との関係を作る上で重要であるとも言われている。しかし、そのレベルを客観的に測定する尺度は開発されていないため、尺度開発の前段階として看護におけるinvolvement評定尺度の原案を作成する必要があると考えた。目的 本研究は、看護におけるinvolvement評定尺度の原案を作成することを目的とする。方法 牧野らが提示したdetachment(切り離された)-nursing involvement(適度な)-over-involvement(過剰な)という3因子を想定し、過去の文献などからinvolvementに関する記述を各3視点から抽出し、それらをもとに120項目の5作法を用いた質問紙を作成する。研究に同意した看護教員養成講習生46名を対象に調査を実施し、分析は、回答困難項目および項目反応分布を検討し、次に、想定される各因子内において、合計得点上位群と下位群間における有意差および項目-全体相関、信頼性(内的一貫生)の検討を行う。結果 分析の結果、120項目の初期案から、73項目が削除された。想定される各因子内におけるCronbachのα係数(n=38)は、detachment(切り離された)14項目が0.89、nursing involvement(適度な)12項目が0.83、over-involvement(過剰な)21項目が0.90、47項目全体で0.91であり、信頼性(内的一貫性)が確認された。結論 今回、detachment(切り離された)-nursing involvement(適度な)-over-involvement(過剰な)という理論的に想定された3因子に沿って看護におけるinvolvement評定尺度原案が作成され、その信頼性(内的一貫性)が確認された。看護におけるinvolvement評定尺度は作成されておらず、今回作成された原案は、看護におけるinvolvement評定尺度開発の第一歩として重要な意味があると考えられる。 |
NII JaLC DOI: | info:doi/10.24795/nk005_097-105 |
URI: | http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/77 |
出現コレクション: | 05号
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