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タイトル: 看護におけるinvolvementの概念 (研究ノート)
その他のタイトル: The Concept of Involvement in Nursing (Notes)
著者: 牧野, 耕次
比嘉, 勇人
甘佐, 京子
松本, 行弘
キーワード: 巻き込まれ
患者-看護師関係
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発行日: 2004/03/31
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
抄録: はじめに 本論文では、両価性的な意味をもつに至った"involvement"の概念を看護の中でどのように理解し使用していけばよいのか等について、文献整理を通し考察した。"involvement"の概念と類似する用語"involvement"は、無意識の感情的反応だけでなく意識的な感情の反応も含んでおり、行動を伴うことが他の類似概念と大きく異なると考えられる。看護領域における"involvement"への関心1960年代以降、看護における"involvement"が文献の中でどのようにとらえられているか、年代で区分し概観した。看護学領域以外の"involvement"への関心 看護学領域以外の"involvement"に関する文献についても学問領域ごとに概観し、その概念がどのようにとらえられているのか確認した。"involvement"のさらなる探求の方向性 科学的客観性や中立性を重視するため、医学や心理学では"involvement"という概念そのものがほとんど重視されず、"involvement"の否定的側面に焦点が当てられることが多い。しかし、24時間患者やその生活における様々な問題に向き合い、健康であれば本人が行う日常生活動作を本人に代わって行い、ニーズを把握しながら苦痛を伴う医療的処置をも行わなければならない看護は中立性や距離を置くという視点よりも、避けがたい"involvement"を実践、評価し、発展させることでその中心的概念に位置づけてきたと考えられる。
NII JaLC DOI: info:doi/10.24795/nk001_051-059
URI: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/27
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