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14号 >

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タイトル: 精神科看護におけるかかわり(involvement)研修の開発と評価(研究ノート)
その他のタイトル: The Development and Evaluation of a Training Program of "Involvement" in Psychiatric Nursing
著者: 牧野, 耕次
比嘉, 勇人
甘佐, 京子
山下, 真裕子
清水, 康男
キーワード: かかわり
involvement
研修
プログラム
精神科看護
発行日: 2016/03/31
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
引用: 人間看護学研究
抄録: 背景 精神科では、責任転嫁が激しい人格障害を持つ患者や統合失調症の陰性症状により主体性が乏しくなった患者らとかかわる機会があるため、看護師は両価的な(involvement)を半ば無意識的に技術として身につけてきた。そこで、精神科看護師のかかわりを技術として発展させる患者-看護師関係の枠組みが必要であると考えた。目的 精神科看護におけるかかわり(involvement)の研修プログラムを開発し、精神科看護師に実施し評価する。方法 精神科看護師8名に本研修プログラムを実施した。介入群8名および対照群8名に、かかわり(involvement)関連尺度を用いて研修前後の各尺度平均得点を比較し、研修に対する意識調査も実施した。結果 看護師版対患者Over-Involvement尺度(以下Over-Involvement尺度)総得点で増加がみられ、Over-Involvement尺度の下位尺度「きがかり」でも増加がみられ、看護師版対患者Under-Involvement尺度の下位尺度「非自己開示」で減少がみられた。また、対照群8名の各尺度得点をプログラム前後で比較した結果、Over-Involvement尺度総得点で減少がみられ、Over-Involvement 尺度の下位尺度「きがかり」でも減少がみられた。研修に対する意識調査では、おおむね肯定的な評価が得られた一方で、研修の難易度の高さが指摘された。結論 研修後に患者に対する関心が増し、研修前よりも自己開示を行うようになったことが示唆された。本研修の難易度を典型的な事例を用い理解しやすくする必要性が示唆された。かかわりについて理論的に理解でき、チームで精神科看護におけるかかわりを共有できたことが示唆された。
NII JaLC DOI: info:doi/10.24795/nk014_009-016
URI: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/226
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