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タイトル: ボディメカニクス学習教材を用いる個別学習が看護学生にもたらす効果 (研究ノート)
その他のタイトル: Application of a body mechanics learning material to nursing students (Notes)
著者: 川端, 愛野
大久保, 恵子
米田, 照美
伊丹, 君和
安田, 寿彦
Kawabata, Yoshino
Okubo, Keiko
Yoneda, Terumi
Itami, Kimiwa
Yasuda, Toshihiko
キーワード: 看護学生
個別学習
ボディメカニクス
腰痛予防
発行日: 2013年3月31日
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
抄録: 背景 看護者の腰痛は、離職者防止の観点からも深刻な課題となっている。腰痛予防の方法として看護動作時のボディメカニクス活用が推奨されるが、ボディメカニクスの知識や技術、認識不足のために多くの看護者が日常業務の中で腰部負担の大きい動作を行っているのが現状である。また、看護学生の腰痛発生率の高さも指摘されており、就職前の看護学生に対する早期の腰痛予防対策が求められている。 目的 前報 (伊丹ら、2011) では、看護動作におけるボディメカニクス活用技術向上を目指して学習教材を開発し、医療現場に勤務する看護師を対象としてその有効性を検証した。本研究では、本学習教材を用いる個別学習を看護学生に促し、その効果を検討した。 方法 1. 本学習教材の概要:腰部に負担がかかる危険な前傾姿勢角度をリアルタイムまたは再生時に表示する。腰部にかかる関節モーメントの算出などから前傾姿勢における危険角度を40°、注意角度を30°と定め、設定角度に近づくと警告音が発生する。 2. 2012年7~8月、本研究の趣旨に賛同が得られた59名の学生を対象とした。最初にベッドメーキング動作について本学習教材を活用した「ボディメカニクス活用」についての一斉演習を実施した。次いで、本学習教材を利用して個別学習ができるような環境を設定した。すなわち、学生が空き時間を利用して自由に個別の学習が行えるようにした。約2週間の個別学習期間を設けた後、技術チェックを行った。また、腰痛自覚率を調査するとともに、本学習教材に対する機能評価、意識調査を実施した。分析にはSPSS16.0 for windowsを用いてWilcoxonの符号付き順位検定を行った。 結果 本学習教材を用いた個別学習を学生に課したところ、個別学習前後で「日常生活における腰痛の自覚」の項目が平均2. 4±1. 4から2. 0±1. 2へ有意に減少した (P<0. 01) 。また、個別学習の回数と技術チェック項目の関係を分析したところ、「膝を屈曲して腰を落とす」「体をひねらない」「しわがない」「中心線がベッドの中心にある」の4項目との間に正の相関がみられた。 結論 本学習教材を用いる個別学習は、看護学生のボディメカニクス習得に貢献し、腰痛の要因である前傾姿勢の改善に有用である可能性が示唆された。
URI: http://hdl.handle.net/11355/184
出現コレクション:11号

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