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タイトル: 高齢者における心不全の進行予防に関する文献検討
その他のタイトル: Literature review on prevention of progression of heart failure in the elderly
著者: 秋吉, 美典
糸島, 陽子
横井, 和美
キーワード: 心不全リスク疾患
心不全
進行予防
発行日: 2021/03/30
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
抄録: 高齢化が急速に進むわが国において,慢性心不全患者は増加の一途をたどっている.従来の慢性 心不全と急性心不全の治療ガイドラインは2017 年に統一され,そのなかでは心不全ステージ別に治療目標が示され,進行予防の必要性が重視された.そこで今回,高齢者に対する心不全の進行予防への取り組みを明らかにし,介入への新たな課題を見いだすために文献検討を行った.文献検討の結果,心不全ステージ分類,重症度分類を活用した進行予防の研究は16 文献中3 件であった.患者が行う進行予防の取り組みの研究では,食事や運動など生活習慣の改善や禁煙,血圧,体重管理,内服などの自己管理への取り組みであった.看護師が行った進行予防への取り組みの研究は,患者一人ひとりの価値観や日常生活を尊重したかかわりを大切にしながら,病棟や外来,在宅での訪問看護時,介護施設などで支援していた.今後の介入への新たな課題として,心不全ステージ分類を活用して心不全リスク疾患の進行予防に焦点を当てた自己管理への支援や研究が必要であること,後期高齢者と前期高齢者とを区別した進行予防のための取り組み,プライマリケア機能を担う地域の診療所での看護師の進行予防に対する取り組みも明らかにして行く必要がある.
NII JaLC DOI: info:doi/10.24795/nk019_051-057
URI: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/689
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