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19号 >
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http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/685
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タイトル: | 意向確認の開始時期およびその内容に関する文献検討 ―フレイル状態にある高齢者への意思決定支援の質向上に向けて― |
その他のタイトル: | Literature review on when to start asking patient’s hope and its contents: Toward improving the quality of decisionmaking support for elderly people in Frailty |
著者: | 松井, 宏樹 |
キーワード: | フレイル 意向確認 意思決定支援 アドバンス・ケア・プランニング 文献検討 |
発行日: | 2021/03/30 |
出版者: | 滋賀県立大学人間看護学部 |
抄録: | 本研究は,医療者が患者に意向確認を開始する時期およびその内容について,先行研究で明らか
にされていることを整理し,フレイル状態にある高齢者への意思決定支援の質向上に向けた研究への示唆を得ることを目的とした.特定された文献のうち,適格性が評価された文献は6 件であった.採用された文献より,意向確認の開始時期および意向確認の内容を抽出し,研究対象者別に集計した.その結果,「診断を受けた時」「身体状況が変化した時」等が最も多い意向確認の開始時期であった.また,意向確認の内容は「希望する治療やケア」が最も多かった.これらを踏まえ,高齢者がフレイルに該当した場合や体重減少,筋力低下等の身体的変化を自覚した際には,本人の意向を確認し始めるきっかけになると考えられた.一方で,選定文献の対象者とフレイル状態にある高齢者では,疾患の受け止め方が異なると考えられるため,今回の文献検討で明らかになった意向確認の内容をフレイル状態にある高齢者に全て適用することは難しいといえる.したがって,フレイル状態にある高齢者への意向確認の内容やそのプロセスについては,さらなる調査が必要であると考える. |
NII JaLC DOI: | info:doi/10.24795/nk019_011-017 |
URI: | http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/685 |
出現コレクション: | 19号
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