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19号 >
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http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/684
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タイトル: | 高校生に向けてのプレコンセプションケア実践とその評価 |
その他のタイトル: | Pre-conception care practice and evaluation for high school students |
著者: | 古川, 洋子 板谷, 裕美 藤平, 麻理子 濱野, 裕華 |
キーワード: | プレコンセプションケア 高校生 助産師 |
発行日: | 2021/03/30 |
出版者: | 滋賀県立大学人間看護学部 |
抄録: | 本研究は,高校生へ「プレコンセプションケア」に関する講義実践とその評価を行うことを目的
とする.高校3年生を対象に講義を行い,質問紙を用いた前後比較からの縦断的量的研究と自由記載を分析する質的記述研究である.342名を対象に,講義受講前後の比較において,1)将来の挙児を約7割が希望し,子ども数は半数が2 名と回答した.挙児希望年齢は,25歳から30歳に第1子を30歳から35歳に生み終えることを希望していた.2)健康に関する質問項目の受講前後の正答率は,11 項目中の6項目は10ポイント以上の上昇がみられた.3)講義終了後は,プレコンセプションケアの学び,勉強や将来のキャリア等に関するライフプランについて考えられたと8割以上が回答した.実施後,「自分自身の健康について,今からできることや改善できること」の自由記載内容は,335コード,13カテゴリに分けられ,【食事にまつわる改善点】【運動にまつわる改善点】が多くを占めた.講義終了後の自由記載内容は,168コード,22のカテゴリに分類でき,【受胎前からの心身の健康のあり方】【健康に向けての生活改善】【今後のリプロダクティブプラン】【ワクチンで予防できる病気】などであった.高校生へのプレコンセプションケアの実践とその評価を行った結果,以下のことが明らかとなった.1.講義を受講した高校生は,約7割が子どもをもつことを希望していた.2.講義終了後は,健康への改善点を認識していた.3.自分自身の健康のあり方について,食生活の見直しや適度な運動・睡眠時間の確保など生活習慣を見直す必要性を認識するなど,具体的な行動や改善点を見いだしていた.助産師が高校生に向けてプレコンセプションケアを行っていく必要性について,臨床的意義を得たとはいえ,青少年や将来の子どもたちの長期的な健康増進に寄与することが,妊娠を包括した大切なケアの一端であることが示唆された. |
NII JaLC DOI: | info:doi/10.24795/nk019_001-009 |
URI: | http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/684 |
出現コレクション: | 19号
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