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タイトル: 難聴をもちながら施設で暮らす高齢者の思い
その他のタイトル: Feelings of Residents with Difficulty in Hearing Living in a Long- Term Care Health Facility
著者: 入野, はるな
松井, 宏樹
平田, 弘美
キーワード: 難聴高齢者
思い
介護施設
発行日: 2020/03/01
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
抄録: 加齢性難聴をもちながら老人保健施設で暮らす高齢者3 名を対象に,施設ではどのような思いで 過ごしているかを明らかにすることを目的に質的研究を行なった.施設で暮らす難聴高齢者は,難聴で あることから《寂しさ》《孤独》を感じ,人とかかわることに消極的になりながらも,【本当は人とかか わりたい】と思っていることが明らかとなった.また,難聴高齢者は,難聴や難聴以外の体の不自由に よって【楽しみがない】と感じながらも,自分なりの楽しみを見出していることも明らかとなった.日々 の生活を援助してくれる介護者などの職員に対しては,感謝を感じてはいるものの,自分への扱いに不 満を感じているということも明らかとなった.これらのことから,介護者・看護者は,難聴高齢者がこ のような思いをもって施設で日々生活していることを理解し,高齢者の楽しみを支えるような援助が必 要だということが示唆された.
NII JaLC DOI: info:doi/10.24795/nk018_065-072
URI: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/599
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