The University of Shiga Prefecture Repository >
人間看護学部・人間看護学研究科(School of Human Nursing/Graduate School of Human Nursing) >
紀要論文(人間看護学研究) >
17号 >

このアイテムの引用には次の識別子を使用してください: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/474

タイトル: 急性期病棟における認知症高齢者看護に関する文献検討
その他のタイトル: Literature Review of Nursing for Elderly People with Dementia in Acute Ward
著者: 森本, 恵り子
平田, 弘美
キーワード: 認知症高齢者
急性期病棟
看護
文献検討
発行日: 2019/03/01
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
抄録: 認知症が進行していく過程では,誤嚥性肺炎,窒息,転倒による骨折が起こりやすく,身体疾患の治療目的で急性期病棟へ入院する認知症高齢者が増加している.そこで今回,急性期病棟における看護師の認知症高齢者に関する認識や看護実践の現状を明らかにすることを目的に文献検討を行った.文献検討の結果,急性期病棟で働く看護師は,認知症高齢者に対し苦手意識やいらだちといった否定的な認識をもっていたが,認知症高齢者の反応を引き出すといった成功体験や,認知症や認知症看護について学習することによって,認識を肯定的なものへと変化させていた.また,急性期病棟で働く看護師は, BPSD といった認知症特有の症状や認知症高齢者に抑制をせざるを得ない状況,認知症高齢者とゆっくり関わることができない看護体制に対し,困難を感じていた.その一方で,看護師は医師や介護職などの多職種と協力し,関わり方の工夫を行いながら認知症高齢者を尊重した対応をしていた.しかし,急性期病棟に入院する認知症高齢者本人に焦点を当てた研究はほとんどなく,認知症高齢者自身の視点で,看護に対する反応や思いについて十分に検討されていないことが明らかになった.
NII JaLC DOI: info:doi/10.24795/nk017_077-086
URI: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/474
出現コレクション:17号

このアイテムのファイル:

ファイル 記述 サイズフォーマット
nk017_077-086.pdf928.38 kBAdobe PDF見る/開く

このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。

 

滋賀県立大学図書情報センター - ご意見をお寄せください   DSpace Softwareについて