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タイトル: 炎症性腸疾患患者における国内の看護研究の動向と看護課題(研究ノート)
その他のタイトル: Trends and nursing issues of domestic research of Inflammatory bowel disease patients
著者: 河内, 恵美
横井, 和美
糸島, 陽子
奥津, 文子
キーワード: 炎症性腸疾患患者
クローン病患者
潰瘍性大腸炎患者
看護
在宅生活
文献検討
発行日: 2016/03/31
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
引用: 人間看護学研究
抄録: 炎症性腸疾患患者は、若年からの発症が多く、生涯にわたる長い間、病と共に生活することを余儀なくされる。このため、炎症性腸疾患患者の個性やライフイベントに応じた生活を支える看護を検討していく必要がある。そこで、炎症性腸疾患患者の看護に関する先行研究を概観し、看護研究の動向と看護課題を明らかにした。研究内容は、135件中、在宅生活の実態や闘病過程の調査が36件、医療・福祉のニーズと社会的サポートの調査が9件、看護介入の評価が84件であった。炎症性腸疾患患者の看護研究は、事例研究が占める割合が高く、患者の実情とその共通性を明らかにしようとしている段階であった。今後の看護課題は、在宅で生活する炎症性腸疾患患者の個性に応じた看護を提供するために、在宅で生活する患者の視点に立った患者理解を深めていくことである。次に在宅で患者自身が生活との折り合いをつけることができるよう、外来で行う看護介入方法を模索していく必要がある。さらに、炎症性腸疾患患者をとりまく社会環境へ働きかけるために、生活環境を整える支援を検討する必要がある。
NII JaLC DOI: info:doi/10.24795/nk014_023-029
URI: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/227
出現コレクション:14号

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