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10号 >
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http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/169
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タイトル: | 退院後の脳卒中患者の療養生活支援に関する看護研究の現状 (研究ノート) |
その他のタイトル: | Trends in the nursing research on the support of outpatients' life after stroke (Notes) |
著者: | 片山, 将宏 横井, 和美 奥津, 文子 |
キーワード: | 脳卒中 看護研究 文献レビュー 再発予防 セルフマネジメント |
発行日: | 2012/03/31 |
出版者: | 滋賀県立大学人間看護学部 |
抄録: | 背景 脳卒中は、日本人の死亡原因として、がん・心疾患についで第3位で、寝たきりになる可能性の高い疾患の第1位である。また2020年には、患者数が300万人に達すると予想されている。入院日数の短縮化に伴い、療養の場は発症後の早期から在宅への移行が進んでおり、脳卒中患者・家族に対する退院後の療養生活への支援が重要と考えられる。 目的 脳卒中の看護研究を概観し、今後重要になると予想される「脳卒中患者に対する退院後の療養生活支援」について、研究の動向と課題を明らかにすることを目的とした。 方法 医学中央雑誌 (Web版version 5) を使用した。看護の原著論文に絞り、「脳卒中」で検索した。この文献をシソーラスからカテゴリー化して、内容を分析した。 結果 脳卒中の看護研究516件のうち、「リハビリテーション」に関する看護研究は 142件 (27.5%) 、「日常生活援助等」に関する看護研究は 167件 (32.4%) 、安全に関する看護研究 40件 (7.6%) 、「退院」に関する看護研究91件 (17.6%) 、「外来」に関する看護研究 6件 (1.2%) 、「在宅」に関する看護研究 63件 (12.2%) 、「学校教育」に関する看護研究 7件 (1.4%) であった。脳卒中も他の慢性疾患と同様、退院後のセルフマネジメントが重要になると考えられたが、「自己管理」「セルフマネジメント」に関する研究は 3件 (0.3%) のみであった。また、セルフマネジメントの目標である「再発予防」に関する研究も 3件 (0.3%) とごくわずかであった。 結論 在宅で療養生活を続ける脳卒中患者の増加が見込まれることから、今後再発防止に向けたセルフマネジメントに関する研究の充実が望まれる。 |
NII JaLC DOI: | info:doi/10.24795/nk010_141-147 |
URI: | http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/169 |
出現コレクション: | 10号
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