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08号 >

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タイトル: 老年看護教育プログラムが看護学生の高齢者イメージ形成過程に影響する要因(第2報) : 3年次における老年臨床看護論演習前後の比較 (研究ノート)
その他のタイトル: Factor that geriatric nursing education programs influence on elderly people image formation of nursing students (The second report) : Comparison before and after Gerontlogical Clinical Nursing and Exercise (Notes)
著者: 北村, 隆子
畑野, 相子
安田, 千寿
キーワード: 老年看護学
看護学生
高齢者イメージ
Grriatric nursing
nursing students
elderly people image
発行日: 2010/03/31
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
抄録: 背景 臨床現場における高齢者への看護内容は、看護師自身の高齢者のとらえ方によって左右される。さらにそれには、看護学生時代に構築される高齢者理解が影響を及ぼすともいえる。先行研究では講義・演習から実習までの一連の授業過程とイメージ変化の縦断研究や、一つの授業における前後のイメージ変化調査がされてきている。講義形式よりも演習や実習前後の方で高齢者の負のイメージが見られたり、あるいは実習終了後に正のイメージに変化していたりと様々な結果であった。看護援助に高齢者の特徴を盛り込んだ授業展開が、高齢者への関心を高めたり、イメージを変化させる上で重要であると考える。 目的 老年臨床看護論演習授業前後の高齢者イメージおよび老年看護学への関心度の変化を把握することである。 方法 A大学看護学生3回生56人を対象に、老年臨床看護論演習の授業開始前および終了後に、構成的質問紙を配布した。質問紙の内容は、学生の背景、Semantic Differential法による高齢者イメージ15項目、Visual Analogue Scaleによる老年看護学への興味・関心度であった。 結果 老年臨床看護論演習により、高齢者イメージの「役に立つ-役に立たない」、「明るい-暗い」、「積極的-消極的」「強い-弱い」、「上品-下品」、「素直-頑固」、「考えが新しい-考えが古い」は、授業後にポジティブなイメージを持つ学生の割合が有意に多くなった。また、老年臨床看護論演習による老年看護学への興味・関心度の変化は、授業後に有意に高くなった。結論 演習の授業後に高齢者に対するポジティブなイメージを持つ学生の割合が、授業前に比べ有意に増加した。これは、グループ別のロール・プレーイング等の体験学習が、学生の内面に働きかけた結果とも考えられる。
NII JaLC DOI: info:doi/10.24795/nk008_047-055
URI: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/114
出現コレクション:08号

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