The University of Shiga Prefecture Repository >
人間看護学部・人間看護学研究科(School of Human Nursing/Graduate School of Human Nursing) >
紀要論文(人間看護学研究) >
05号 >

このアイテムの引用には次の識別子を使用してください: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/84

タイトル: 効果的な認知症予防事業に関する実践的研究 : 音楽療法とレクリエーション活動の取り組みに対する比較検討 (研究ノート)
その他のタイトル: An Empirical Study on Effective Anti-Dementia Project : Comparative Investigation of Approaches with Music Therapy and Recreational Activities (Notes)
著者: 横井, 和美
国友, 登久子
島田, 淳子
辻, 利美子
キーワード: 認知症予防
音楽療法
地域生涯学習
健康教育
高齢者
dementia prevention
music therapy
community lifelong learning
health education
elderly
発行日: 2007/03/31
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
抄録: 研究の背景 高齢化が進み認知症予防活動を地域で展開するにあたって、地域住民が認知症や認知症予防に対して理解をもち、活動を主体的に取り組む基盤がなくてはならない。そのため、地域の高齢者に受け入れ易く主体的に活動できる認知症予防の具体的な方法の提供が必要となる。目的 認知症予防活動の体験学習として提供した音楽療法とレクリエーションの体験は、認知症予防事業が住民に受け入れ易く継続した活動となり、かつ認知症予防として効果が期待できるものなのか、参加状況や事業開催前後の高齢者の総合力の比較から検討した。方法 認知症予防事業に参加し測定データーの提供協力を得た48名を分析対象とした。認知症予防事業として行なった音楽療法とレクリエーションの体験教室開催前後に、かなひろいテスト、ステッピングテスト、Timed up & go、閉じこもりチェックなど総合力を測定し各教室の前後の変化を比較した。結果 5ヶ月間という期間限定においては、音楽療法の体験教室参加者はかなひろいテスト、ステッピングテスト、Timed up & go、閉じこもりチェックなど、すべての項目の有意(P<0.05)な改善がみられ、教室終了後も自主活動がみられた。一方、レクリエーションでの機能改善はみられなかったが、展開方法を変えることで出席率が上昇し自主活動もえられた。結論 認知症予防活動の体験学習として提供した音楽療法とレクリエーションの体験は、5ヶ月間という期間限定においては、音楽療法の方に改善の変化がみられた。体験教室の方法を吟味することで、いずれも体験教室後、自主グループの形成がなされ活動が継続され、認知症予防としての活動が地域に根付きかけた。
NII JaLC DOI: info:doi/10.24795/nk005_081-088
URI: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/84
出現コレクション:05号

このアイテムのファイル:

ファイル 記述 サイズフォーマット
JHNS 005 081.pdf1.43 MBAdobe PDF見る/開く

このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。

 

滋賀県立大学図書情報センター - ご意見をお寄せください   DSpace Softwareについて