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タイトル: 看護におけるアドボカシー : 文献レビュー (総説)
その他のタイトル: Advocacy in Nursing : a review of literature (Review Articles)
著者: 竹村, 節子
Takemura, Setsuko
キーワード: 文献
アドボカシーおよびアドボケイト
3者関係
概念・モデル
看護師の役割
発行日: 2006年6月30日
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
抄録: 背景 日本において看護領域でアドポカシーの言葉が紹介されたのはおおよそ10年前である。看護教育や臨床現場で比較的使われるようになったのは近年である。もともと法律用語である言葉を看護で用いることにはまだ問題がある。その理由は、アドボカシーの意味することや構成要素について不明確で混乱が生じているからである。従って、当然患者アドボケイトとしての役割について、どのような行動をすることなのかの明確な指針がない。アドボカシーの意味やアドボケイト役割について、看護基礎教育でどのように教授していくかが重要である。目的 看護が行うアドボカシー(nursing advocacy)や患者アドボカシー(patient advocacy)の概念・モデルについて欧米の文献から探索し理解を深め、それについて看護基礎教育のなかでどのように教授するかの資料とする。方法 看護におけるアドボカシーや患者アドボケイトに関する文献は日本では非常に少ない。そこで、頻回に引用されている看護アドボカシーの基礎理論といわれている文献や実証的研究について記述している文献を中心にレビューした。結果・考察 アドボカシーの意味は「~のために弁護する」「~のために声をあげる(代弁する)」「~のために支える」「~に力を与える」「~と協調して取り組む」「~から保護する」などに解されている。法的システムでは「法廷の裁判で任意の者の訴訟を弁護する」と明確に定義されている。看護文献では専門家による援助の「giving of;惜しみない献身」として反映されがちである。文献の多くは、アドボカシー役割を誰が行うのが適任かという正当化論の内容が多い。また、実証的研究の殆どはインタビューによる質的記述式研究であり、患者、看護師、医師・環境の相互関係について提示している。階層性のある医療体制の中では、看護師が患者のアドボケイトになることやアドボカシーを行うことは大きなリスクが伴うこと、アドボカシーを行うためには看護師個々の道徳的・義務的な考えや特性だけでは限界があることなどを明示している。これらのことを踏まえながら看護基礎教育でアドボカシー概念を理解させ、将来の看護の役割について探求していくよう動機づけることが大切である。さらに現場で派生する現象を検証しながら実践能力を向上させていくための継続教育が必要である。一方において、看護師がアドボカシー行動をしやすい職場環境を他職種と協働して構築していくことや将来的には看護職の身分を保障する法的な整備に向けての活動が重要である。
URI: http://hdl.handle.net/11355/66
出現コレクション:04号

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