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タイトル: リンパ浮腫患者に関する看護研究の実態と今後の展望 (研究ノート)
その他のタイトル: Trends in the nursing research on the care for patients with lymphedema (Notes)
著者: 大久保, 恵子
横井, 和美
奥津, 文子
Okubo, Keiko
Yokoi, Kazumi
Okutsu, Ayako
キーワード: リンパ浮腫
看護
発行日: 2012年3月31日
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
抄録: 背景 リンパ浮腫は、適切なケアを継続しなければ、四肢の腫大により可動制限が生ずるだけでなく、ボディーイメージも損ない、身体面にも精神的にも大きな問題を引き起こす疾患である。リンパ浮腫ケアを担う看護師は、リンパ浮腫ケア技術、セルフケア指導、リンパ浮腫専門外来設立・運営に力を注ぐようになってきた。しかし、リンパ浮腫に関する看護研究は緒についたばかりである。 目的 リンパ浮腫患者への看護に関する先行研究の検討を行い、実態を把握し、今後の研究の在り方を検討した。 方法 検索可能な1982年から現時点までの「リンパ浮腫」and「看護」に関する文献を医学中央雑誌 (web版version 5) データベースにて検索した。抽出できた文献を検討し、リンパ浮腫看護ケアにっいて分析した。 結果 1) 検索できた文献は628件であった。文献数は、リンパ浮腫指導管理料の制定時期である2008年前後から急激に増加していた。2) 基礎疾患別のリンパ浮腫看護研究件数は、婦人科がん: 38.2%・乳がん: 59.3%と文献数の割合が圧倒的に多く、前立腺がんは2.5%と非常に少なかった。 3) テーマ・シソーラスにより研究内容を10に分類することができた。その中で、「身体症状ケア」に関する内容が最も多く、「指導管理料・入院システム・クリニカルパス」や「入院・外来での複合的理学療法」、「発症時期・患者の実態調査」、「患者の想い・QOL」、「看護職者への教育関連」に関する内容の研究は量的に少なく、統一した見解がなかった。 結論 1) リンパ浮腫看護研究は、2008年前後より、関心が急激に高まり始めた分野であり、リンパ浮腫治療施策に大きな影響を受けている。2) 特にリンパ浮腫に対する「身体症状ケア」研究は盛んで、今後も増加することが予測される。3) 未開拓分野の中で重要な位置付けにあるものとしては、リンパ浮腫患者の心理・社会面の問題に対する支援やQOLに関する研究が挙げられる。4) より良いリンパ浮腫看護実践のために、リンパ浮腫患者の身体面に加え、心理・社会面に着目し、QOL向上に向けた看護研究を充実させていく必要がある。
URI: http://hdl.handle.net/11355/153
出現コレクション:10号

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