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タイトル: 我が国の慢性疾患患者の補完・代替療法に対する看護研究の動向 : 慢性疾患患者とがん患者に対する補完・代替医療の看護研究の比較 (研究ノート)
その他のタイトル: Trends in nursing research on complementary and alternative therapies for chronic disease patients in Japan : A comparison of nursing research papers on complementary and alternative therapies for chronic disease patients and cancer patients (Notes)
著者: 横井, 和美
Yokoi, Kazumi
キーワード: 代替療法
慢性疾患
看護ケア
研究の動向
発行日: 2010年3月31日
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
抄録: 背景 我が国においても、欧米の先進諸国に続いて補完・代替医療の利用頻度が増加傾向にある。代替医療の利用者は、がん患者にとどまらず、高齢者や慢性疾患患者にも及んでいる。持に、慢性疾患患者は、通常医療の利用とともに、代替医療を利用していると考えられる。慢性疾患の疾病範囲が広いことから利用される代替医療の種類も異なり、慢性疾患患者を支援していく上では、代替療法に対する多様な知識や情報が必要となる。 目的 看護ケアに活用していける代替医療の情報を、我が国の代替医療実践状況の看護研究から整理し、今後、代替医療に対する支援や課題の示唆を得ることとした。 方法 我が国の看護における代替療法の取り組み状況を把握することからも、検索ツールはweb版医学中央雑誌ver4.0を用いて、患者を対象とした研究論文の発表年度、筆頭者の所属、さらに、取り組まれた代替療法の「種類」と、看護に代替療法が取り組まれた「目的」について論文内容から抽出し分析した。 結果 慢性疾患(がんを除く)患者を対象とした報告数合計は90件であり、がん患者対象とした報告数合計は81件であった。代替医療における看護の研究報告数は、2000年を境に'慢性疾患患者およびがん患者ともに報告数は急増していた。研究論文の筆頭者の所属をみると、「慢性疾患」および「がん」どちらも、医療施設の従事者からの報告が約7割を占め、臨床からの事例研究や症例研究などの実践研究が多かった。看護に組み入れたれた代替療法の種類には【指圧・マッサージ】【音楽・音楽療法】【アロマセラピー】【リンパマッサージ】【呼吸法・呼吸訓練】の順で研究報告数が多かった。看護に代替療法を取り組んだ目的には「慢性疾患」「がん」ともに、【自己尊重】【自己表現】【発声・発語の向上】【嚥下機能の改善】【浮腫の軽減】【症状の改善】【苦痛の緩和】【疼痛緩和】【呼吸改善】【リラックス】【不安の軽減】【ストレス軽減】【QOLの向上】などが挙げられた。 結論 代替療法の取り組みに対する看護研究は、臨床の医療従事者からの報告が7割を占め、西洋医学の医療現場の中で看護独自の活動として取り組まれるようになってきた。代替療法を取り組んでいる報告数が多かった慢性疾患は、慢性的な運動機能障害を有する疾患であり、「がん」患者においては終末期患者への報告が多く、遭遇している障害が困難であり、生命危機を感じている者ほど代替療法の効果を期待し実践するものと考えられた。そして、期待を有するのは患者自身だけでなく、患者をケアする看護者自身の期待も同じであると伺えた。
URI: http://hdl.handle.net/11355/125
出現コレクション:08号

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